ゲームシティビルダー × サバイバル|極限状況で街を築くジャンル

シミュレーション関連

「街づくり」と「生存サバイバル」。一見すると相反する2つの要素を融合したジャンルが、近年注目を集めています。
シティビルダー × サバイバルは、ただ都市を発展させるだけでなく、極限状況や資源不足といったシビアな条件の中で人々を導いていく体験が魅力。
通常の街づくりシミュレーションよりも緊張感が高く、戦略性とドラマ性を同時に味わえる新しい遊び方です。

どんなジャンル?

基本はシティビルダー(街づくり)
→ 資源を集め、施設を建設し、住民を増やして街を運営する。

サバイバル要素を追加
→ 極寒や疫病、資源の枯渇など、常に人々の生存を脅かす要素がつきまとう。

選択の重さ
→ 住民を救うか、未来のために犠牲を払うか。限られた資源の中で下す判断がプレイヤーの手に委ねられる。

どんな人におすすめ?

通常の街づくりゲームでは物足りない人
安定発展ではなく、常にギリギリの状況で判断を迫られる緊張感を楽しみたい人。

ストーリー性やドラマを求める人
単なる街の拡大ではなく、住民の生死や選択によるドラマが展開するゲームを好む人。

資源管理やシビアな経営に挑戦したい人
「どうやって生き延びるか」を考える戦略性が好きなプレイヤー。

おすすめタイトル

Frostpunkシリーズ

ジャンル:シティビルダー/サバイバル
おすすめポイント:氷に覆われた世界で人類最後の都市を運営。資源不足と寒波に苦しむ中、住民を救うための過酷な選択を迫られる。街を温めるジェネレーターの存在がシンボリックで、倫理的ジレンマも深い。

Against the Storm

ジャンル:ローグライク × シティビルダー
おすすめポイント:嵐に襲われる世界で、異なる種族が協力する街を築く。特徴的なのはローグライク要素で、街づくりを繰り返す中で新しい建築や要素が解放されていく。短時間でも遊びやすく、リプレイ性が高い。

Surviving Mars

ジャンル:シティビルダー/サバイバル(火星開拓)
おすすめポイント:火星を舞台に、酸素や水、食料といった生命維持資源を管理しつつコロニーを発展させる。宇宙開拓の夢と過酷な現実が交錯するテーマ性が魅力。都市開発好きとSF好きに刺さる一作。

Banished

ジャンル:中世シティビルダー/サバイバル
おすすめポイント:追放された人々がゼロから村を築くシンプルながらシビアな作品。食料や木材の不足で簡単に住民が餓死するため、緻密な資源管理が必須。また移民や病気など細かい要素が魅力。インディーながら根強い人気を誇るクラシックなシティビルディング。日本語化も可能。

Endzone

ジャンル:ポストアポカリプス・シティビルダー
おすすめポイント:核戦争後の世界で入植者を導く街づくり。放射能や環境汚染、資源の枯渇といったサバイバル要素が濃く、浄水や食料供給のバランスを常に気にしなければならない。過酷な環境での都市運営を体験できる。

They Are Billions

ジャンル:ゾンビサバイバルRTS/シティビルダー
おすすめポイント:ゾンビの大群から拠点を守りつつ街を発展させるリアルタイムシミュレーション。資源管理だけでなく防衛の戦略も重要。数万単位のゾンビが画面を埋め尽くす迫力は圧巻。

Kingdom: Two Crowns

ジャンル:横スクロール・サバイバルシティビルダー
おすすめポイント:ミニマルな操作で拠点を築き、夜ごと襲ってくる異形の敵から防衛。リソース配分と拡張タイミングが鍵。ドット絵と静謐な雰囲気が美しく、短時間プレイでも緊張感と達成感が味わえる。

まとめ

シティビルダー × サバイバルは、街を成長させる楽しみと、資源不足や極限環境に立ち向かう緊張感を同時に味わえるジャンルです。
『Frostpunk』のような倫理的選択を迫る作品から、『Against the Storm』のようにローグライク要素を取り入れた新機軸まで、作品の幅も広がっています。
「ただの街づくりでは物足りない」「生き残るための戦略を練りたい」という方に強くおすすめできるジャンルです。