不思議な世界を探索するFPS S.T.A.L.K.E.R. 2

RPG関連

今回はここ最近であった作品の中でとがってるけど面白いと感じた作品を紹介。昔から海外ゲームに触れている方にとってはなじみ深い作品でもある。

S.T.A.L.K.E.R. 2ってどんなゲーム?

『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl(ストーカー2)』は、ウクライナのGSC Game Worldが開発する、ポストアポカリプス×オープンワールド×FPSサバイバルRPGです。
2024年9月リリース予定(Steamで予約受付中:¥8,800)
XBOX GAME PASSにもあるのでサブスク登録済みの方なら振れやすい作品。

本作は、2007年に発売された『S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl』の正統続編で、放射能汚染と異常現象に満ちた“ゾーン”を探索する、重厚かつリアルな没入系シューターです。


ストーカーシリーズとは?

S.T.A.L.K.E.R.シリーズは、チェルノブイリ原子力発電所事故を題材にした架空の世界を舞台に、人間、ミュータント、異常現象(アノマリー)が混在する危険地帯“ゾーン”を探索するゲームです。

シリーズはFPSながらRPG要素が強く、武器・装備のカスタマイズ、勢力間の抗争、サバイバル要素、探索、物語体験のすべてが詰め込まれています。


滅びかけた世界に挑む孤独な冒険者

『S.T.A.L.K.E.R. 2』は、数あるオープンワールドゲームの中でも非常に特殊な作品です。
美麗なグラフィックと緊張感ある銃撃戦、登場人物などはもちろんですが、
・廃墟や地下施設を歩き回る探索要素
・武器のカスタマイズや装備管理
・探索中に発生するランダムイベント
・自分の選択で変わる分岐ストーリーや勢力構図

など、プレイするたびに異なる発見があることにあります。

独特な空気感に引き込まれる世界観

『ストーカー2』の世界は、他の作品でもあるただの「ポストアポカリプス」ではなく
音、光、天候、足音、銃声――細部まで作り込まれた環境表現が、リアルさと緊張感を際立たせます。

加えて、突如現れるアノマリー(異常現象)や、原因不明の死亡現場、ミュータントの存在が常に不安を掻き立て、ミステリーとホラーが混ざった唯一無二の空気感を生み出しています。

この“静けさの中に潜む恐怖”こそが、S.T.A.L.K.E.R.シリーズ最大の中毒性です。


広大で孤独なオープンワールド

S.T.A.L.K.E.R. 2は、広大なオープンワールドマップを採用しています。
見渡す限りの荒野、廃墟、森、施設が繋がり、どこへ行くか、何をするかはプレイヤーの自由です。

注目すべきは、現代では珍しくファストトラベルに制限がある設計
目的地まで自分の足で歩き、危険を避け、物資を管理する──このプロセス自体が冒険であり、孤独でリアルな体験となります。

(私も広大すぎて探索しきれず途中でメインストーリー進める方向性にシフトしました。)

FPSとしての完成度と武器カスタマイズ

銃撃戦の手応えも秀逸。
遮蔽物を挟んだ撃ち合いや、遠距離からのスナイピング、弾薬の残量との駆け引きなど、骨太なFPS要素が詰め込まれています。

さらに、武器の分解・強化・アタッチメントの装着など、カスタマイズ要素も豊富。
戦い方に合わせた装備構成ができるため、自分のスタイルでプレイ可能です。

また武器の弾にも重量が設定されている関係上、持つ武器の種類は厳選する必要があります。


こんな人におすすめ

  • FalloutやMetroシリーズが好きな人
  • マップのすみずみまで探索するのが好きな人
  • 自由度の高いFPSを求めている人
  • ストーリーより「雰囲気」や「世界観」を重視する人
  • 難易度の高いゲームを“緊張感込みで楽しみたい”人
  • テンポの速さより一つ一つかみしめてプレイしたい人

まとめ:S.T.A.L.K.E.R. 2

『S.T.A.L.K.E.R. 2』は、単に敵を倒して進めばいいゲームではありません。
“歩く”“物を拾う”“銃を構える”といった行為一つひとつが意味を持ち、不安定な世界をサバイバルするという没入型体験が詰まっています。

そのため通常のFPSよりも、工夫しながら進行していく必要があります。
重量制限・装備の修理・この後の移動距離など。

アクションを求める場合は別のFPSをおすすめしますが、一人で黙々と進める作品や探索に面白さを見いだせる方にはかなりおすすめの一品です。

ただ探索型のFPS RPGが好きな方にとっては確実に名作となっています。