「Noita(ノイタ)」は、物理演算×ドット魔法×ローグライクという、ありそうでなかった組み合わせを実現した2Dアクションゲームです。
Steamで高評価を集める本作は、「死にゲー」「試行錯誤」「偶然の奇跡」が好きなプレイヤーにとって、まさに“沼”となる作品です。
Noitaって?

『Noita(ノイタ)』は、フィンランドのインディーデベロッパー「Nolla Games」が開発した、2Dローグライク・アクションゲームです。
本作の最大の特徴は、すべてのピクセルが物理的にシミュレートされている世界で、プレイヤーが放つ魔法が地形や環境にリアルに影響するという点です。
探索、戦闘、魔法の組み合わせなど、やればやるほど深みが増していく中毒性の高い一本です。
ローグライクって?
そもそもローグライクとは、「プレイするたびにマップやアイテムがランダムに変化」し、「基本的に死んだら最初からやり直し」という特徴を持つゲームです。
国内でも人気なタイトルだと、風来のシレンなどの不思議なダンジョン系が代表作です。
一見ハードルが高く見えますが、毎回違う体験ができるリプレイ性の高さが魅力。
「死ぬたびに上達していく感覚」や、「運と工夫で乗り越える楽しさ」が好きな人にとってはたまらないジャンルです。
工夫って考えてますが、自然とゲーム理解が進むとクリアに近づく作品です。
魔法がすべての物質に干渉する、物理演算
Noita最大の特徴は、「世界のすべてがピクセル単位で物理演算される」こと。
プレイヤーが使う魔法は火、水、酸、爆発、電気など多岐にわたり、それらが周囲の環境とリアルに作用し合います。
例えば、松明の魔法で木の床を燃やせば、火は自然に広がり、上にいた敵が落下してきたり、洞窟全体が崩壊したりすることも。落下物は敵への攻撃手段としても使えるが、炎は自身も燃える。
しかもこの世界、一度死んだら終わりのローグライク方式。
敵の攻撃だけでなく、自分の魔法や環境の変化によっても簡単に命を落とします。
ちなみにプレイに必要なスペック自体はそこまで高くないが、物理演算が細かく計算される関係上、派手なことをするとPCが悲鳴を上げます。

無限に広がる魔法構築とビルドの自由度
本作では、プレイヤーは「ワンド(杖)」にさまざまな魔法を装備・編集していきます。
この魔法システムが非常に奥深く、
- 射程の長いビーム
- 時限爆弾+火+ホーミング
- 分裂しながら敵を追尾する毒弾
……など、組み合わせによってまったく違う戦術が生まれます。
しかも一部の呪文は挙動が予測不能で、意図せず自爆するリスクも。
そのカオスこそがNoitaの魅力であり、何百時間も遊ばれる理由です。
ステージクリアするたびにランダムなショップが表れ、貯めたお金を使ってカスタマイズすることができる。


「初見殺し」なのにハマる理由
初プレイでは、何が起きているのか理解する前に死ぬことも珍しくありません。
毒液を踏んでダメージを受けたり、誤って地面に火をつけて爆発に巻き込まれたり、敵に投げた爆弾が跳ね返ってきたり…。
しかし、そうした失敗の中に、「あ、こうすれば助かるんだ」という学びが詰まっており、毎回の死が次の攻略に活きる設計になっています。
このゲームに正解はなく、自分だけのビルドと判断が唯一の答えです。
Steamユーザー評価は「非常に好評」人気の理由
Steamレビューでは**「非常に好評」**(数万件以上のレビュー)という高い評価を獲得。
その理由は以下のようなプレイヤーの声に集約されています:
- 「物理魔法システムが唯一無二」
- 「死ぬたびに“またやってやる”と思える中毒性」
- 「噛めば噛むほど味がでるスルメ」
- 「1プレイ30分以内で区切れるのがちょうどいい」
こんな人におすすめ
- ローグライク系が好き(Hades、Dead Cellsなど)
- 魔法やエフェクトにロマンを感じる
- 自分で実験したり検証するのが楽しい人
一方で、「丁寧なチュートリアルがないと辛い」「達成感よりストーリーが欲しい」タイプの方には、やや難しく感じるかもしれません。

まとめ
Noitaは単なる死にゲーってわけではありません。
自分の魔法がどう世界を変えるのか、どう事故を起こすのかを体験から学ぶゲームです。
「毎回違う世界で、毎回違う死に方をする」──その積み重ねが、プレイヤーに圧倒的な中毒性と自由を与えてくれます。
ただ国内でも情報が出回っている作品で、Youtubeなどで攻略のヒントを探すのも容易でプレイしやすい基盤は整っています。
自分だけの魔法で、予測不能な冒険を始めてみましょう!